-ドローン計測における飛行制限手順の明確化-
2025年度
検証の目的
・各ドローンの飛行経路設定方法の整理。
・ドローンを含む小型無人機は航空法により、空港周辺、150m以上上空などは原則飛行が禁止されているため、飛行許可申請内容の整理。
・横展開に向けて技術適用性を判断するため、対象フィールドと類似環境にある秋田県農業試験場にてドローン計測を実施。
検証の内容
各ドローンの飛行経路設定方法の整理
・航空法に則った上で、各ドローンで現地計測を行うための経路設定について整理する。
計測範囲の飛行経路作成において目視外飛行が必要となるか、その判断基準についての整理
・目視外と判断するための基準を整理する。
航空法による飛行許可申請内容の整理
・航空法の飛行レベル・飛行カテゴリーを基に整理し、秋田・旭川での計測が特定飛行に相当する場合を確認する。
・特定飛行に相当し、航空局への飛行許可申請が必要になる場合に必要な手続きを整理する。
進捗・達成状況
旭川空港および秋田空港への飛行申請(マルチコプター・農業用)
→旭川空港および秋田空港への飛行申請完了。また、DJI製のドローン(M3M、クボタ T25K)は、メーカー独自に飛行制限区域を設定しており、飛行許可申請にて制限区域の解除を行う必要があった。

・旭川空港に関して、許諾をいただいていた申請では撮影できない状況(9 ⽉ごろ寒暖差により濃霧が発⽣)になり、旭川空港運⾏前以外にも⾶⾏できないか問い合わせを実施。圃場ごとに旭川空港指定(空港側で侵⼊経路の⾓度などからドローンの⾶⾏⾼度を計算)の⾶⾏⾼度での実施であれば可能との回答を得る。(図 3)
・秋⽥空港に関して、4 ⽉の時点では検証圃場が制限区域内と⾔われていたが、申請⽤紙を提出したところ制限区域内ではないことが把握できた。

旭川空港および秋⽥空港への⾶⾏申請(VTOL)
(ア)VTOL の⾶⾏禁⽌空域での許可申請内容の整理
・「⽬視内」かつ「特定⾶⾏ではない」カテゴリー1⾶⾏の場合のみ許可承認が不要となる。
・秋⽥農試での 10/13 の⾶⾏は「⽬視内」 かつ「⽇中・DID 外・空港周辺外・30m 以上離隔(特定⾶⾏外)」のカテゴリー1であるため航空局の DIPS システムへの申請不要として実施。
・また、秋⽥農試は空港周辺外であり、空港事務所への申請は不要。
・空港周辺⾶⾏での申請⼿順についてはマルチコプターと同じ。

(イ)VTOL の⽬視外⾶⾏の必要性及び判断基準の整理
・航空法上では⽬視内判定は操縦者に委ねられているが、エアロセンスとしては VTOL 機については1km までとしている。
・視認性が悪い時(霧・⾬・雪)の時は⽬視外という判断になる。
・⼭の向こうに隠れるなどの場合は距離関係なく⽬視外となる。
・⽬視外になる場合は LTE 接続による通信確保が必須となる。

次年度の計画案
本検証項目はR7年度にて完了の予定となっている。
